THE READING EXPERIENCE

他人のビジネスを擬似体験できる本こそ至高と信じ、そのような本を発掘・紹介するブログです。

新聞記事と東京地検特捜部の関わりがわかる→真山仁「標的」の書評・感想

自己啓発本でもなく仕事術的な本でもなく、他人の人生を疑似体験できるような本こそが最も学びの多いビジネス書である、と考え、そんな学びがありそうな本ばかりを選んで読んでいます。そしてこのブログでは、そのような本を発掘・紹介しています。 要するに…

東京地検特捜部って何してるのかわかる→真山仁『売国』の書評・感想

当ブログのコンセプト(というか僕の選書スタイル)は、他人のビジネスストーリーを疑似体験できる本、ということ。自己啓発本でも、仕事術的なものでもなく、読書を通じて他人のエクスペリエンスに乗っかることができるのか、その一点を基準にしています。 …

なぜ週刊文春はスクープを連発できるのか?「週刊文春」編集長の仕事術を読んで/書評・感想

2016年は、週刊文春が世を騒がせた年として記憶されていると思います。「SMAP裏切りと屈伏」「甘利明氏の金銭授受疑惑」「ベッキーさんの禁断愛」などスクープを連発し、世にもう一度週刊文春の名を知らしめた年でした。編集長・新谷学さんの書籍【「週刊文…

Airbnbの売上や歴史・生い立ちがわかる「Airbnb Story」の感想・書評

1年ほど更新が滞っていました。本は引き続き読んでいたのですが、本業で新規事業に参入し、インプットとアウトプットのバランスを欠いてたというか、そんなこんなでブログのことをすっかり忘れてました。業務が落ち着いてきて、「アウトプット欲」みたいなも…

106億円ギャンブルで負けた上場企業・社長の話→「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」本紹介/書評/読書感想

会社の金を横領し106億円もギャンブルで負けた人の壮絶な体験記 当ブログ「THE READING EXPERIENCE」は、読書でしか得られない「体験」を紹介するブログです。自己啓発本でもなく、教科書的でもないノンフィクションの実体験こそ、最良のビジネス書であろう…

在日韓国人の孫正義が起業するまで/「あんぽん」読書感想

孫正義は朝鮮部落のウンコ臭い水があふれる掘っ立て小屋の中で、膝まで水に浸かりながら、必死で勉強していたという。 孫正義氏の生い立ちについては、自身も多くを語るようになり広く知れるようになりましたが、それではノンフィクション作家の佐野眞一氏が…

なぜ最年少上場ができたのか。幼少期~創業まで/リブセンス<生きる意味>(上阪徹)読書感想/書評

どんな原体験があったら、最年少上場ができるのか 2011年12月7日、リブセンスは東証マザーズに上場した。 「自己啓発本でもなく、教科書的でもないビジネス書」を探すため、他人のビジネスを疑似体験できるノンフィクション本を紹介する本ブログ。本日は、…

「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」エスグラント杉本 宏之氏/読書感想・書評

倒産の憂き目とは、どのような壮絶体験なのだろうか。 目の前に闇が張りついていた。2009年3月12日、深夜のことだ。(中略)この日、私が社長を務めるエスグラントコーポレーションは、東京地方裁判所に民事再生を申請した。負債総額191億円。私個人…

「パーキンソン病の告白」ダイヤモンドダイニング松村厚久社長を描いた「熱狂宣言」/小松成美/書評、読書感想

ダイヤモンドダイニング、そしての創業社長・松村厚久氏とは あのお店、ダイヤモンドダイニングだったんだ!?と思うレストラン、気づけばいくつもありました。外食業界には疎く、大変恥ずかしいことにこの会社の存在を本書で知ることとなりました。それも、…

安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生(書評/レビュー)

「自己啓発本でもなく、教科書でもないビジネス書」すなわちノンフィクション的な自伝、身を焦がすリアルな体験が味わえる本を好む私にとって、 【安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生】はまた手に取らざるを得ない良書と言えます。 全くの経験ゼロ、た…